【これから普及する?】キャッシュレス決済の種類、そしてメリット・デメリットを解説

2020-10-1

現金に変わる決済方法として、最近キャッシュレスの利用が声高に叫ばれています。政府も経済活性化といった目的で、キャッシュレスの普及を推し進める施策を複数打ち出しているのもポイントです。現在行われている「マイナポイント事業」はマイナンバーカード普及の側面も強いですが、キャッシュレス決済利用の促進効果も併せ持っています。

しかしそもそも、キャッシュレスとは何を指すのでしょうか。種類が多すぎてごっちゃになっている方もいらっしゃるでしょう。

今回はキャッシュレス決済の種類や特徴などを知りたい方向けに、キャッシュレス決済の種類やメリット・デメリットをご紹介していきます。

キャッシュレスの普及率は政府試算で20%、今後の普及に関しての課題は?

キャッシュレス決済とは、現金を介さないやり取りすべてを指します。そのため対象範囲が広く、整理しないと混乱するかもしれません。

キャッシュレスの普及率については、経済産業省の発表が参考になります(発表は2020年1月時点でのもの)。

経済産業省では、現在の国内キャッシュレス普及率を約20%としています。その上で、

  • アメリカや韓国など主要な各国では平均40~60%の普及率になっている
  • 国内のキャッシュレス普及率を世界各国に追いつくため、2025年までに4割程度にする
  • 将来的には80%を目標とする

といった内容を発表しているのもポイントです。

外国では日本よりキャッシュレスが普及しています。それは

  • 日本より先にキャッシュレス施策を行っている
  • 現金に対する信用性がない

といった要素が影響しています。

しかし日本は現金に対する信頼性が高く、キャッシュレス普及が伸び悩んでいるのが課題です。今後もキャッシュレスの利便性を広めながら、普段使いしてもらえるような施策を政府指導で継続して打ち出す必要がありそうです。

ただしここに来て、キャッシュレスに追い風が来ています。コロナウイルスの蔓延です。

コロナ禍により、「現金は手でのやり取りが発生するから不潔」と思う方が増えました。その中で手でのやり取りが少ない、キャッシュレス決済に対する信頼度が上がっているのです。

実店舗へ来店する人や頻度などは減りましたが、店舗決済におけるキャッシュレスの比率は上がってきています。今後定着するように工夫すれば、少しでも2025年までに40%のキャッシュレス決済普及を達成するという目標に近づけるはずです。

【3種類】キャッシュレス決済を料金の支払いタイミングで分ける

キャッシュレス決済を料金の支払いタイミングで分けると、次の3種類に分類できます。

  • 前払いタイプ(プリペイドタイプ)
  • すぐに払うタイプ
  • 後払いタイプ(ポストペイタイプ)

前払いタイプ(プリペイドタイプ)

残高として料金を前もってチャージしておき、支払いに利用する方法です。「Suica」や「LINE Pay」といったキャッシュレス決済は、このタイプになります。また名前のままですが、「プリペイドカード」と名の付くタイプも当然プリペイドタイプになります。

チャージした分しか支払えないので、使い過ぎ防止も可能です。ただし自動チャージにしておくと紐づけた先から残高がチャージされるので、使い過ぎ防止のメリットが薄れてしまう危険もあります。

すぐに払うタイプ

銀行口座から料金が即時払い出されるタイプです。デビットカードがこのタイプに該当します。またQR決済でも「PayPay」といったサービスは、デビットカードを紐づけた即時払いが可能です。

銀行口座にある分しかお金を支払えないので、プリペイドと同じく使い過ぎを防止できます。「いくら使っても特に構わないサブの口座と決済方法を紐づけておく」という使い方も、使い過ぎ防止に有効でしょう。

また審査がなく基本誰でも発行ができるのもメリットになっています。

後払いタイプ(ポストペイタイプ)

サービス提供側が料金支払いを肩代わりして、後でユーザーに請求するタイプです。クレジットカードや「QUICPay」といったサービスはこのタイプです。

大口の購入にも使いやすい反面、即時で払うわけではないため自分の支払い能力以上にお金を使ってしまう心配もあります。またクレジットカードを発行するのは審査があるため、ハードルが高いというデメリットもあります。

【3種類】キャッシュレス決済を技術的な違いで分ける

技術的な違いでキャッシュレス決済を分けた場合も、合計3種類に分割可能です。

  • 接触決済タイプ
  • 非接触決済タイプ
  • QR・バーコード決済タイプ

接触決済タイプ

磁気やICチップなどで保存されている情報を、専用の端末へ挿しこんで読み取るタイプです。クレジットカードやデビットカードなどが該当します。

消費者側はサインを行う必要があり、店員側でもカードを読み込んで情報を表示させないといけません。ですから素早く決済を行えるかと言うと、正直微妙な面も多いです。

ちなみに磁気タイプのカードはスキミング被害に遭う可能性が高いということで、今ではICチップ搭載タイプのカードが一般的になっています。

非接触決済タイプ

ICチップを専用の端末へ近づけて、無線で決済を済ませるタイプです。「楽天Edy」や「Google Pay」などが該当します。

非接触決済タイプでは、「NFC(近距離通信規格)」という技術を用いて通信を行うのがポイントです。現在日本で決済に使われているNFCには、次の2種類があります。

  • Felica(日本独自の規格でタイプFとも呼ばれる、チップ製造費が高価な分高速通信ができる)
  • TypeA/B(世界標準の通信規格、通信は速くないがチップ製造費が安く量産しやすい)

今まで日本で一般的に使われてきたのは、Felicaのほうです。ただし現在ではTypeA/Bの普及も進んでいます。

TypeA/Bが普及しつつあるのは、コンタクトレスのクレジットカードが登場しているからです。コンタクトレスタイプのクレジットカードでは、TypeA/Bを利用して非接触決済を行います。

QR・バーコード決済タイプ

現在最も競争が激しいのが、QR・バーコード決済タイプのキャッシュレス決済です。このタイプはさらに2つに細分化可能です。

  • ユーザースキャン方式(小規模店舗で普及、ユーザーが店舗にあるQRコードを読み込んで決済額を入力するので店舗導入コストが低い)
  • ストアスキャン方式(チェーン店で普及、店員側がユーザーの提示したQRコードやバーコードを読み取るので支払いがスピーディー)

非接触決済より決済スピードは遅いですが、現金決済よりも手軽に使えます。

QR・バーコード決済を使うには、基本的にAndroidスマホやiPhoneにアプリをインストールする必要があります。振興のキャッシュレス決済ということもあり、客引きのためのキャンペーンが多く行われているのもポイントです。

キャンペーン予算は削減されるものなので、お得と思うキャンペーンがある場合は速めに参加した方が損をせずに済むでしょう。

キャッシュレス決済のメリット

キャッシュレス決済には、次のメリットがあります。

  • 支払いに関するストレスが減る
  • ポイント還元でお得に支払いができる
  • 履歴が自動保存されるので確認が便利

支払いに関するストレスが減る

現金決済だと、小銭を取り出してお札も組み合わせながら・・・といろいろなことを考えて支払いを行う必要があります。時間がない場合は面倒ですし、後ろに人が並んでいる場合も人目が気になりがちです。

その点キャッシュレス決済では財布を出さずに、カードやスマホで決済を行えます。決済のスピードが上がり、ストレスが減るでしょう。

ポイント還元でお得に支払いができる

度のキャッシュレス決済も、必ずポイント還元制度を用意しています。普段使いする決済方法を選択すれば、その決済利用に関してどんどんポイントが貯まっていきます。

特にQR・バーコード決済はポイント還元が8倍など爆発的にアップするときも多く、お得をしたい場合は2つ、3つと決済方法を所持しておいてもよいでしょう。

履歴が自動保存されるので確認が便利

キャッシュレス決済の場合、支払い履歴はサービス上に自動保存されます。保存された履歴は専用Webページやアプリなどで確認可能です。

現金決済の場合は、レシートでしかどのくらい払ったかが分かりません。いちいち帳簿に貼り付けて管理するのは非常に面倒です。

その点キャッシュレス決済ならば、Webページやアプリで簡単に家計管理ができます。ただし保存期間が決まっているので、定期的にパソコンやスマホにデータを保存するのを忘れないでください。

キャッシュレス決済のデメリット

キャッシュレス決済には、次のデメリットがあります。

  • セキュリティに注意
  • 使える店舗によって利便性が左右されてしまう

セキュリティに注意

キャッシュレス決済のセキュリティは、日に日に向上しています。ただし攻撃者側もあの手この手で消費者からお金を盗み取ろうとするので、油断できません。

たとえばQR・バーコード決済においては

  • 店舗側がQRコードをすり替えられてしまう
  • 後ろに並んでいた犯罪者が前の人のスマホ画面をスクリーンショットして、それを使って支払いを行う

といった被害が発生しています。

キャッシュレス決済を使うときは、セキュリティ対策を自分でも行っておきましょう。

使える店舗によって利便性が左右されてしまう

キャッシュレス決済の利用可能店舗は、加盟店のみです。QR・バーコード決済の登場により店舗のキャッシュレス導入ハードルは下がりましたが、まだまだどこでも使えるとは言い難い状況です。

どこでも使えるという点では、PayPayが一歩他サービスより抜きん出ています。現在220万店舗以上の加盟店を抱えており、小規模のお店でもどんどん導入されています。ただし今後手数料が改定されたりしたら、離脱する店舗も増えるでしょう。

まとめ

今回はキャッシュレス決済の種類やメリット、デメリットを解説してきました。

キャッシュレス決済は日本では普及に課題はありますが、コロナウイルスの影響も手伝い利便性は浸透しつつあるようです。今後政府がどういった施策を行うかも、普及率に大きくかかわってくるでしょう。

今の内にキャッシュレス決済に慣れておき、将来に備えておいてください。

なおキャッシュレスに関する記事は以下から確認できます。各決済サービスのメリット・デメリットなどを細かく確認したい方は、ぜひチェックしてみてください。

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