【実店舗でもネットでも楽々支払える】QRコード決済アプリ3選を徹底比較
2020-5-24
新型コロナウイルスの蔓延により、決済方法に変化が生じています。現金支払いの割合が減り、スマホ決済サービスの利用が増えているのです。
統計調査で有名な「MMD研究所」では、2020年4月に18歳~69歳のスマホを利用している男女に支払い方法を聞きました。それによると全体の約2割が支払いに変化があったと回答し、その中でも
- 現金利用:73.6%減少
- QRコード式のスマホ決済:78.9%上昇
と、現金利用に代わってQRコード式のスマホ決済利用が急上昇しているのが判明しています。
しかしQRコード決済アプリは現在乱立しながらシェアを競い合っている状況なので、「今QRコード決済アプリが注目されているのは分かったがどれを選べばよいか判断できない」という方も多いでしょう。
今回はQRコード決済アプリ選びで迷っている方向けにQRコード決済アプリの選び方、そして人気のあるおすすめアプリを3つ比較しながら分かりやすくご紹介していきます。
目次
QRコード決済アプリとは
QRコード決済アプリとは、「QRコード(バーコード)を活用して決済を行うアプリ」を指します。スマホ経由で決済を行う、スマホ決済と呼ばれるサービスの一種です。
実店舗では、
- ストアスキャン方式:コンビニや飲食チェーンで使われる、レジのリーダーでコードを読み取り決済を行う方式
- ユーザースキャン方式:中小店舗などに多い、店舗備え付けのQRコードをユーザーがカメラで読み取り、金額を直に入力して決済する
の主に2種類の決済方式が使われます。
また実店舗だけでなく、連携しているネットサービス上での決済でも利用可能なのもメリットです。
ここ数年で続々と新サービスが登場し、独自の機能などをアピールしたりしてユーザー獲得に必死になっています。
QRコード決済アプリの選び方
QRコード決済を選ぶときは、次のポイントをよく見ておきましょう。
- 加盟店がどれだけ存在するか
- ネットサービスや公共料金での支払いにも使えるか
- セキュリティ面で信頼性はあるか
- 運営面で信頼性があるか
- キャンペーンやクーポンなどを活用できるか
- 自分が商圏にいる企業に関連したアプリかどうか
加盟店がどれだけ存在するか
QRコード決済アプリを使うときに必ず確認してほしいのは、まず加盟店の数です。
QRコード決済アプリを使う際、「現金と同じように広い範囲で利用できる」ことを重視する方も多いでしょう。QRコード決済アプリにおいて利用可能範囲の広さを決めるのは、加盟店の数です。
特に大手チェーン店なども含めて加盟店を増やしているサービスは、極めて利用可能範囲が広く至るところで使えるので支払いに困りません。逆にチェーン店などの加盟が少ないところは、利用可能範囲も限られ使えない場面も増える可能性があります。
「近くの加盟店をいちいち調べるのが面倒くさい」という方は、大手チェーン店がどれだけ参加しているかでサービスを選ぶのも手です。
ネットサービスや公共料金での支払いにも使えるか
QRコード決済アプリは、実店舗だけでなくネットサービスや公共料金の支払いにも利用可能です。対応しているネットサービスや公共料金の数が多ければ多いほど、日常的にQRコード決済アプリを使いながらポイント還元でお得に支払いがしやすくなります。
すでに決済プラットフォームとして展開されているアプリもあり、今後インターネット上でもQRコード決済アプリでの支払いがより便利になっていくでしょう。
セキュリティ面で信頼性はあるか
セキュリティや運営面などで信頼性があるかも、お金と同じ扱いのQRコード決済アプリでは大きなポイントになります。
- アプリを立ち上げるごとにパスワードを要求する
- 指定時間になるとコードの期限が切れる
など、QRコード決済アプリごとにセキュリティ面では工夫がされています。またデータ暗号化などで、決済情報のインターネット送受信時にも気を配られているので大手のアプリを使っていれば大きな問題はないでしょう。
IT初心者の方は、細かいセキュリティの仕組みなどについて説明されてもいまいち理解できないと思います。
- セキュリティ上の問題で大きなニュースになっていないか
- 口コミなどでセキュリティに関して重大な問題があると多く指摘されていないか
などで判断すれば、安心して使えるQRコード決済アプリを探せるでしょう。
運営面で信頼性があるか
運営面で信頼性があるか確認してほしいと思うのは、最近「オリガミペイ(Origami Pay)」が「メルペイ」に買収された事件があったからです。
オリガミペイはQRコード決済黎明期から提供されていたアプリですが上手く認知度を伸ばせず、他の新しいアプリに埋もれるなどして収益が伸び悩んでいました。セキュリティ面などでは信頼できるアプリだったのですが、私も利用者だったのでニュースを聞いたとき残念に思いました。
オリガミペイは、ベンチャー企業でした。ベンチャーだから信用できないわけではありませんが、体力が大企業に比べてない企業のQRコード決済アプリはなくなる可能性があると考えながら使ったほうがよいのかもしれません。
運営面で信頼性があるかについては、
- 運営元が大企業で認知度の高いところか
- 運営元がQRコード決済サービス関連で大きなトラブルを起こしていないか
などを確認しましょう。
キャンペーンやクーポンなどを活用できるか
QRコード決済は、キャンペーンやクーポン制度が充実していることでも有名です。
キャンペーンは、
- 期間中20%ポイント還元
- 指定のサービス利用での決済利用で50%還元
などQRコード決済アプリごとにさまざまです。
またクーポンについても、
- 初回利用時500円OFFクーポンプレゼント
- 毎月ランクに応じて指定枚数のクーポンをプレゼント
など多種多様な配布方法があります。
QRコード決済アプリでは、キャンペーンやクーポンを自分が使える環境であり、内容が自分に合っているものが多いサービスを選ぶのもポイントでしょう。
自分が商圏にいる企業に関連したアプリかどうか
QRコード決済アプリは、「企業が自社の商圏にいる人間を囲い込み、さらに収益を拡大させるためのツール」という側面も併せ持っています。つまり提供元の商圏にいるユーザーは、いないユーザーよりもお得、そして便利にQRコード決済アプリを使えるのが特徴です。
たとえば「PayPay」は、
- ヤフーショッピング
- ヤフオク!
- PayPayモール
など「ヤフーグループ(ソフトバンクグループ)」のサービスで利用可能であり、キャンペーンも多いのでPayPay残高が貯まりやすいです。これはPayPayがソフトバンクグループに属するアプリで、ソフトバンク商圏ユーザーをターゲットにしているからです。
このように各QRコード決済アプリを使う際は、自分が提供元の商圏のサービスを利用しているかも選ぶポイントになってきます。
QRコード決済アプリおすすめ3選を徹底比較
ここからはQRコード決済アプリおすすめ3つの特徴を、比較しながら解説していきます。
- PayPay
- au Pay
- LINE Pay
PayPay
利用者、そして加盟店、認知度ともにトップクラスを維持している人気アプリです。2020年5月現在で利用者数は2,800万人、加盟店数は220万店を超えており、今後も成長していくでしょう。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- ガスト
- ヤマダ電機
など、コンビニだけでなくレストランや家電量販店にまですそ野を広げています。
また中小店舗の導入数も非常に多いので、現金感覚で使いやすいアプリです。
ネットサービスは先ほど説明したヤフー各サービスの他、「Uber Eats」も加盟しています。
公共料金では
- 東京電力
- 関西電力
- 大阪ガス
など各地に対応しており、支払いに使うとPayPay残高も貯まるのでお得です。
キャンペーン面では以前開催されていた「100億円キャンペーン」などの大規模なキャンペーンは少なくなりましたが、
- 飲食店での利用で最高20%還元
- PayPayフリマで使える500円OFFクーポンプレゼント
などさまざまなキャンペーンが頻繁に開催されています。
「近くの店舗でもQRコード決済アプリを使いたい」、「ヤフーの商圏にいる」などの方にはぜひ使ってほしいアプリです。
au Pay
携帯キャリアの、「KDDI(au)」が提供している決済アプリです。以前は「au WALLET アプリ」の中の一機能として提供されていましたが、現在はau WALLET アプリが変更される形でau Payアプリとなっています。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- 牛角
- ビックカメラ
などの大手チェーンを含めて、PayPayにも負けない加盟店数をほこっているのが特徴です。
また
- 関西電力
- 中国電力
- 北海道ガス
など、各公共料金支払いも簡単にできます。
支払いごとに「au Walletポイント」が貯まる仕組みでしたが、2020年5月下旬からは「Pontaポイント」にポイント制度が変更されます。これによりau WalletポイントはPontaポイントになり、今までよりもさらに広い範囲で使いやすくなるので利便性が向上するでしょう。
QRコード決済の中では、au商圏にいる方がお得になりやすいサービスです。たとえばauの優待サービスである「auスマートパス」、「auスマートパスプレミアム」に加入していると、毎週50円OFFクーポンなどの特典を受けられます。
auスマートパスプレミアムのほうは「au ID」を発行すればだれでも加入できるので、気になる方は加入してみてください。
au Payは、「auユーザーである」、もしくは「auのサービスをよく利用する」という方へ特におすすめできるアプリです。
LINE Pay
国内SNSサービス最大手の、「LINE」が提供しているQRコード決済サービスです。
LINE社は2019年11月にZホールディングス(ヤフーの親会社)と合併したので、実質ソフトバンクグループに属するアプリになります。ただし現在PayPayなどとの連携は発表されておらず、従来通り独自のサービスとして提供されています。
LINEからミニアプリ(一つの機能)として利用できる他、専用アプリをインストールすれば決済時に立ち上げてコード表示するだけで決済可能です。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ドラッグイレブン
- ケーズデンキ
と、人気アプリだけあり利用可能店舗は他2つと同じように広いです。
また
- コミックシーモア
- Renta!
- ZOZOTOWN
など、有名なネットサービスでも広く利用できるのもメリットになっています。
公共料金についてはガス料金や電気料金だけでなく、自分が住んでいる市町村の固定資産税なども支払えるのがポイントです。
また「LINEポイントクラブ」という、オリジナルのポイント制度を用意しているのもポイントです。
LINEポイントクラブでは過去6か月に集めたLINEポイント数に応じて、
レギュラー・・・クーポン1枚プレゼント、ポイント還元率1%など
↓
シルバー・・・クーポン3枚プレゼント、ポイント還元率1.5%など
↓
ゴールド・・・クーポン6枚プレゼント、ポイント還元率2%など
↓
プラチナ・・・クーポン10枚プレゼント、ポイント還元率3%など
とランクがアップします。
ランクがアップするほどお得になるので、LINEのサービスを使っている方は特にお得なお買い物が楽しめます。
「LINEからすぐ決済ができるようにしたい」、「LINEのサービスを定期利用している」という方は、ぜひ使ってみてください。
まとめ
今回はQRコード決済アプリの選び方、そしておすすめのアプリを3つ比較しながらご紹介してきました。
QRコード決済アプリを選ぶ際は加盟店数やセキュリティ、信頼性などをもとに自分に合ったアプリを選びましょう。またアプリごとにお得にお買い物しやすい方が違うので、自分がどの企業の商圏にいるかも確認して選ぶと最大限活用できるでしょう。
ぜひQRコード決済アプリを利用して、現金より賢くお買い物してみてください。
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