どんなスマホが欲しい?Androidスマホの選び方を分かりやすく解説します

2020-7-21

スマホを選ぶ際、大変なのはAndroidモデルです。規格が統一されている「iPhone」に比べて、Androidスマホはメーカーごとに工夫がされており自由性に富んでいます。それはユーザーにとっては選択肢が増えるのでありがたいことなのですが、選ぶ際何を基準にすれば分からなくて混乱するもとにもなるのがネックです。

スマホには選ぶ基準がいくつかあり、それをあらかじめ知っておけば初心者でもスムーズにスマホを選べます。

今回はAndroidモデルのスマホを選ぶのに困っている方に向けて、Androidスマホの選び方を一つ一つ分かりやすく解説していきます。

ディスプレイの画面サイズと解像度を確認する

ディスプレイの画面サイズは、スマホの使い勝手に大きく影響してきます。画面サイズが大きければ太い指でも楽々操作ができますし、逆に小さいと操作はしにくくなります。

「操作ミスをせずに、ゆったりとスマホを楽しみたい」という方は、多少本体が大きくなってもディスプレイサイズの大きいモデルのほうを選ぶのがおすすめです。たとえば「AQUOS R5G」は、6.5インチと超大型の画面で動画などを視聴できるようになっています。

逆に「なるべく小さいほうが、持ち運びしやすくて便利」という方は、小さいモデルでも構いません。例と言うと楽天モバイルが発売している「Rakuten Mini」は3.6インチの超小型で、手のひらにも収まるスマホとなっています。

また解像度は、「ディスプレイ内の映像がどれだけきれいか」を決める要素になります。画素数としては一昔前は「HD(1,280×720ピクセル)」レベルも多かったですが、現在では「フルHD(1920×1080ピクセル)」以上のスマホが増えてきました。

フルHD以上の解像度のモデルを選んでおけば、まず画像が荒れる、という状況には陥らないでしょう。ただしディスプレイサイズが小さいとフルHDにしてもあまり意味がないため、実際にどのくらいきれいに映るか確認できると安心です。

CPUとメモリ(RAM)を確認する

「いくらスマホのデザインなどがよくても、処理が遅ければ意味がない」という性能重視の方は、CPUとメモリを最低限確認しておきましょう。

CPUは、言うなれば仕事をする従業員みたいなものです。スマホで発生するデータを処理して、実行する役目を果たしています。

対してメモリは、従業員が作業をする机などのスペースです。スペースが広いほど作業がしやすい、つまりCPUの処理も円滑になります。

CPUもメモリもある程度余裕のあるモデルのほうが、余裕のないモデルよりサクサクと動きます。

最低でも、

  • クアッドコアのCPU
  • 2GB以上のメモリ

を持ったモデルがよいでしょう。

これ未満のスペックのモデルは、アプリもまともに起動させられない可能性があります。

「コア」とは、CPUが実際に処理を行えるユニットの数です。数が多ければ多いほど処理性能が一般的には高くなり、現在では8つコアのある「オクタコア」が主流になりつつあります。

将来性を考えると、正直上記のスペックでは長期間持たない可能性があります。

  • オクタコアのCPU
  • 4GB以上のメモリ

以上のスペックのモデルであれば、今後しばらくは安全に使えるでしょう。

ROMを確認する

ROMというのは、アプリや画像、動画などのデータを保存しておく記憶容量のことです。パソコンで言う、HDDやSSDに相当します。

ROMが大きければ大きいほど、大容量のデータを楽々保存可能です。「毎日のように動画などをダウンロードしている」という場合は、ROMに余裕があるモデルを選ぶと安心です。

ただし、

  • クラウドストレージでデータを外部に保存する
  • Micro SDカードに、データをバックアップする

といった方法でもデータは保存できます。ですから、ROMにこだわり過ぎる必要はありません。

バッテリー容量を調べる

バッテリー容量は、スマホの電池持ちに直結します。「スマホをビジネスなどで長時間充電なしで持ち歩く必要がある」という場合は、大容量のモデルを購入したほうが安心です。

スマホのバッテリー単位は「mAh」となり、現在では5,000mAhなど大容量のモデルも登場しています。

またモデルによっては、省電力性を重視している場合があります。バッテリー容量に加えて、どのような省電力機能があるか確認するのも有効です。

ちなみに画面のベースカラーを黒にする「ダークモード」を活用すると、電池を長持ちさせられます。他にもいくつか電池持ちを長くする方法があるので、気になる方はチェックしてみてください。

カメラについては、画素数やレンズ数などを確認する

「スマホを、カメラ代わりに使っている」という方も増えてきました。実際カメラの買い替えスパンは長くなってきており、スマホがカメラを代替しているのが分かる結果となっています。

カメラ重視でAndroidスマホを選ぶ際は、まず画素数を確認してみてください。画素数が大きければ大きいほど、鮮明な映像を撮影できます。後でスマホの映像を加工する際は、画素の大きい画像のほうが劣化が発生しにくいので作業がしやすいです。

またカメラがいくつ搭載されているかも、選ぶ際ポイントになります。

レンズが一つの場合は、ズームの際被写体を「デジタルズーム」します。デジタルズームとは画像処理によって画像の点(画素)を増やし、疑似的にズームを実現する方法です。しかしデジタルズームにも限界があり、きれいに再現できない部分もあります。

2つレンズがあるモデルは、片方がズームに対応している場合が多いです。ズーム時に被写体に近寄れるレンズに切り替えるので、物理的に拡大して被写体の撮影が可能になります。

さらにトリプルレンズの場合は、3つ目が超広角に対応している可能性があります。つまり広い景色を、一つの写真に収めることが可能です。

画素数やレンズの数などを確認し、Androidスマホを選んでみましょう。

おサイフケータイが搭載されているか

「おサイフケータイ」とは、日本独自の非接触決済技術「Felica」を使うためのシステムです。Androidスマホの場合、安価なモデルにはおサイフケータイが搭載されていない可能性があります。

おサイフケータイが搭載されていないと、電子マネーが使えない可能性が出てきます。「スマホで電子マネーサービスをまとめて使いたい」という場合はおサイフケータイに対応しているAndroidスマホを選んだほうが便利です。

防水仕様かどうか

「Androidスマホが水濡れして故障しないか心配」という方は、防水仕様についても確認しておきましょう。おサイフケータイと同じく、防水機能についても対応・非対応のモデルが分かれます。

防水仕様のスマホには、「IPコード」という規格で数値が表示されています。たとえば「IPX8」というコードは、「継続的な水没が発生しても内部に水が浸入しないという」意味です。

また中にほこりが入らないよう、「 IP6X」などと書かれた防塵規格についても確認しておくと安心です。この場合、「粉塵がまったく中に入らない」という意味になります。

デザインがきれいかどうか

スマホをファッショナブルに持ち歩きたいユーザーにとっては、デザインも気になるところです。iPhoneと違ってAndroidスマホのデザインは、きれいなものと無骨なもので分かれます。

性能重視の場合は、まったくデザインが気にならない場合も多いでしょう。しかし「Androidスマホで個性を出したい」という場合は、発色などがきれいなスマホを選んで購入する必要があります。

たとえば

  • moto g8 plus SIMフリー
  • HUAWEI nova 5T
  • TORQUE G03

などは、デザインのきれいさや独特さなどに定評があります。

キャンペーンが利用できるかどうか

Androidスマホをお得に購入したい場合は、キャンペーンの利用を考えましょう。

残念ながら「改正電気通信事業法」の改正により、携帯プランと抱き合わせでのスマホ代金割引は税抜き2万円までに制限されてしまいました。しかし工夫しながら、お得にスマホを提供している携帯電話会社は依然として多いです。

たとえば楽天モバイルの場合、「Rakuten Mini1円購入キャンペーン」を開催しました。キャリアプランである「Rakuten UN-LIMIT」といっしょにRakuten Miniを申し込むと、1円で端末が購入できると言う注目度の高いキャンペーンです。Rakuten Miniの端末価格が、税抜き2万円未満だったことから実現したキャンペーンになっています。

その他にもポイントバックなどで、スマホをお得に購入してもらおうという会社も残っています。各携帯電話会社への契約の際、キャンペーンをよく確認してお得にAndroidスマホを購入してみましょう。

どのメーカーから発売されているか

「ブランドを気にする」という場合は、どのメーカーからAndroidスマホが発売されているかも確認してみましょう。

  • AQUOSはシャープ
  • ARROWSは富士通
  • ZenFoneはASUS

など、さまざまなモデルのスマホがさまざまなメーカーから発売されています。

  • 以前のモデルと同じメーカーが作ったAndroidスマホだから、購入したい
  • 有名なメーカーで、評判がよいから購入してみたい

など、状況に応じてどのメーカーからAndroidスマホを購入するか決めてみてもよいかもしれません。

まとめ

今回はAndroidスマホの選び方を、一つ一つ丁寧に解説してきました。

  • 性能重視の場合は、CPUやメモリなどを確認する
  • スマホでの撮影頻度が多い場合は、カメラの画素数や数を確認する
  • スマホの見た目が気になる場合は、デザインなどを確認する

など、目的に応じてどの点を重視すればよいかは変わってきます。今回の記事を参考にして、自分がどの点を最も重視するのか頭の中で整理してみるとすっきりするでしょう。

ぜひ自分の生活にとって最適なAndroidスマホを購入して、快適に使ってみてください。

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