Pontaポイントとの統合が話題!au PAYのメリットとデメリットを徹底的に解説
2020-8-27
QRコードやバーコードなどを用いて現金を介さない決済を行う「QRコード決済」業界では、シェアを握ろうと複数のサービスが登場して争っています。その中でも注目したいのが、大手携帯電話会社(キャリア)のQRコード決済サービスです。
キャリアのQRコード決済サービスは「自社のさまざまなサービスと連携してお得に使ってもらおう」というコンセプトになっており、キャンペーンも豊富です。今回ご紹介する「au Pay」はキャリア系の中では後発のサービスですが、独自の政策でユーザーを獲得しています。
今回はau Payについて知りたい方向けに、au Payとは何か、そしてそのメリットやデメリットを詳しく解説していきます。
目次
au Payとは
au Payとは、「KDDI」が提供しているQRコード決済サービスのことです。サービス開始は2019年4月からで、当初は「au Wallet」アプリから使う必要がありました。現在ではau Walletのほうがau Payのほうに統合され、「au Pay」アプリという名称に変更になりました。
2019年12月にはPontaポイントの連携が発表され、2020年5月には貯まるポイントがPontaポイントへ変更されたのも話題になっています。
au Payのメリット
au Payには、次のメリットがあります。
- 加盟店が多いので使いやすい
- auのサービス契約者以外も使える
- au契約者だと、ポイントが貯まりやすい
- auスマートパスプレミアム加入でお得になる
- Pontaポイントが貯まる・使える
- マイナポイント事業で、追加で最大1,000ポイントの還元が受けられる
- キャンペーンを利用できる
加盟店が多いので使いやすい
au Payは「楽天」とも提携し、短期間で利用可能店舗を増やしてきました。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ドミノピザ
- エディオン
など、各有名店舗で利用可能です。
QRコード決済サービスの中には加盟店舗が他サービスより少なくて利用しにくいものも含まれていますが、au Payの場合は気にせず使えます。
auの各サービスでも、au Payでの支払いが可能なので便利です。
またau Payだけで、請求書の支払いができるのもポイントです。請求書内バーコードを読み込み決済許可を行うだけで、自宅で料金支払いができます。
- 東京電力
- 関西電力
- 大阪ガス
といったサービスの支払いに現在利用可能で、加盟サービスはさらに広がっていく予定です。
auのサービス契約者以外も使える
au Payはリリース当時、auのサービス契約者しか使えませんでした。これはauのサービスを使うために必要な「au ID」が、au契約者にしか提供されていなかったからです。
しかしKDDIはau Payのユーザーを増加させるため、au IDを一般公開しました。これにより2019年8月からau契約者以外も、IDを利用してau Payに登録できるようになったのです。
au Payはセキュリティ的にも安心と評判が高いため、QRコード決済のセキュリティに不安がある方にもぜひ使ってほしいサービスになっています。
au契約者だと、ポイントが貯まりやすい
当然ですが、au PayはKDDIの決済サービスなのでauサービスの契約者だとポイントがさらに貯まりやすいです。
- au携帯電話
- auひかり
- auでんき
などで貯めたポイントを、au Payから料金支払いに回せるようになります。
au Payがなかったときは「貯まったポイントをどう消費しようか悩む」という方も多かったと思います。au Pay登場により、auのサービスで貯めたポイントを使いやすくなったので便利になりました。
auスマートパスプレミアム加入でお得になる
auには、「auスマートパスプレミアム」という有料会員サービスがあります。
- 人気漫画雑誌など、複数の雑誌が読み放題になる
- 音楽が聴き放題になる
- 映像作品も見放題になる
など、月額499円ながら魅力的なサービスを複数利用できます。
さらにau Payとも連携しており、
- キャンペーンの際、通常よりさらに多く還元を受けられるようになる、
- ローソンで使える50円クーポンなど、さまざまなクーポンが定期的に配布される
などメリットがたくさんです。
「雑誌が読み放題になると助かるし、au Payももっとお得に使いたい」という場合は、ぜひauスマートパスプレミアムを使ってみてください。
Pontaポイントが貯まる・使える
2020年5月21日付で、au Payのポイント制度が「au Walletポイント」から「Pontaポイント」に変更されました。個人的にはPontaポイントになったことで、よりポイントの有効性が増したというイメージです。
Pontaポイントは加盟店が多く、
- ローソン
- ビックカメラ
- すき家
といった店舗で貯めたり使ったりできるのがメリットになっています。
さらにau Payアプリを使ってPontaポイントを貯める場合は、ポイントの二重取りが可能です。
具体的には
- au Payで支払う前にPontaカードを提示(プラスチックカードかアプリ内デジタルカード)
- au Payで支払う
とすると、「Pontaカード提示で100円から200円ごとに1ポイント+au Payでの支払い200円ごとに1ポイント」がもらえます。
2020年7月には、ローソンのPontaポイント還元率が100円ごとに1ポイントから200円ごとに1ポイントに下がってしまいました。しかしau PayとPontaポイントカードを併用すれば、還元率を少しでも上げられます。
ちなみに個人的なおすすめは、「au PayでPontaポイントを貯め、それでお試し引換券を発券する方法」です。Pontaポイントを指定の商品と交換できるお試し引換券は、「40ポイント=120円分の食品」など、少ないポイントで値段の高い商品を入手できるのがメリットとなっています。
使ったことのない方は、ぜひ一度お試し引換券を利用してみてください。
マイナポイント事業で、追加で最大1,000ポイントの還元が受けられる
2020年9月1日から、政府がマイナンバーカード配布も兼ねた消費活性化施策である「マイナポイント事業」の実施を予定しています。指定のキャッシュレス決済でのお買い物またはチャージ1回につき利用額の25%分のポイントが還元され、期間中最大5,000円分のポイントが入手可能です。
au Payも参加しており、さらに追加で独自のキャンペーンも開催しています。au PAYでマイナポイント事業に申し込みを行い、その上で残高にチャージを行うと最大1,000円分のポイントが追加で還元されます。
ただしau Payの場合、お買い物の支払いに使ってもマイナポイントは貯まりません。あくまでチャージに対してのみマイナポイントが付与されるので、チャージをしながら店舗やネットサービスの支払いに利用してみましょう。
キャンペーンを利用できる
マイナポイントのキャンペーン以外にも、au Payは客引きのためのキャンペーンを複数開催しています。
- au PAY生活応援キャンペーン:ローソン系列店舗でお支払いに使うと、最低でも4%、最大13%のポイントを還元
- Ponta統合記念キャンペーン:ビックカメラといった加盟店でお支払いに使うと、最大13%のポイントを還元
- au Payカードのチャージキャンペーン:「auポイントプログラム」のランクに応じて、au Payカードでau Pay残高にチャージすると最大3%ポイント還元
キャンペーンを駆使して上手くお買い物すると、すぐにたくさんポイントが貯まります。ぜひ活用してみましょう。
au Payのデメリット
au Payには、次のようなデメリットもあります。
- 頻繁にログアウトされるので、ログインし直す手間が掛かる
- ポイントで残高チャージを行う場合、100ポイント単位でしかチャージができない
- キャンペーンや決済システムなどでトラブルが起きるかも?
頻繁にログアウトされるので、ログインし直す手間が掛かる
au Payを使っていると、頻繁にログアウトが行われます。感覚で言うと、最低でも3日に1回くらいは発生すると思います。
PayPayやLINE Payを使っていると分かるのですが、こんなにログアウトが行われるサービスは正直珍しいです。「d払い」もログアウトが行われやすいですが、それでもau Payに比べれば少ない印象です。
ログアウトが頻繁に発生するのは、セキュリティへの意識の高さの表れでもあるでしょう。しかしセキュリティを気にし過ぎて、ユーザビリティが犠牲になるのはよくありません。上手くバランスを取りながら、改善を行っていってほしいものです。
すぐ使えるよう、IDとパスワードは頭に記憶しておきましょう。
ポイントで残高チャージを行う場合、100ポイント単位でしかチャージができない
Pontaポイントからau Payへ残高チャージを行う場合は、100ポイント単位でしかチャージできません。100ポイント単位でしかチャージできないと、1ポイント単位でチャージしたい料金を調整できないので不便です。
たとえばLINE Payの場合は、1ポイントからでもチャージできます。au Payでも、同じように1ポイントからチャージできるようになると利便性が上がるでしょう。
ちなみにPontaポイントをau Pay残高へむやみやたらにチャージするのは、おすすめできません。お試し引換券を活用すれば、au Pay残高を使用するよりもっとお得にお買い物ができるからです。Pontaポイントは残しておいて、他の方法で使うとお得かもしれません。
キャンペーンや決済システムなどでトラブルが起きるかも?
au Payは以前「10億円還元キャンペーン」で、条件を何度か急に変更してユーザーから不満を買いました。これから同じことが起きた場合、混乱がまた起きる可能性があるのが少し不安です。
また決済システムのトラブルで、何時間にもわたってau Payを利用できないトラブルが発生した事件もありました。今後同じことが起きた場合に備えて、他の決済サービスと併用する、現金を用意しておくなどの対策が必要かと思われます。
ただし以前セブンイレブンで、決済サービスがことごとく使えなくなる事態が発生しました。現金を持って万が一のときに備えたほうが、安心でしょう。
まとめ
今回はau Payとは何か、そしてメリットやデメリットなどをご紹介してきました。
加盟店が多く、キャンペーンが多いau Payはauユーザー以外にも使ってほしいサービスになっています。またauスマートパスプレミアムに加入しておくと、一層お得に使えるので覚えておいてください。
ただしログアウトが多いといったデメリットも含めて、実際に利用するか検討してみましょう。
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