iPhoneで文字を入力すると、過去に入力した単語が優先的に表示されます。これを予測変換と呼びます。iPhoneが自動的にキーボードの変換内容を学習し、ユーザーが入力を望む言葉を予測してるのです。

しかし、普段使用しない言葉や他人に見られたくない言葉が予測変換に出てしまうと困りますよね。「できれば予測変換をリセットしたい…！」そうお考えの方も多いはずです。

今回の記事では、

iPhone予測変換の削除・リセット方法

iPhoneの予測変換を削除・リセットするには、どうすればいいのでしょうか。手順を解説します。

①設定アプリを開き、「一般」をタップする

②下にスクロールして、「転送またはiPhoneをリセット」をタップする

③「リセット」をタップする

④「キーボードの変換学習をリセット」をタップする

⑤iPhoneのパスコードを入力する

⑥「変換学習をリセット」をタップして、削除・リセットが完了

予測変換の削除・リセットをする際の注意点

予測変換の削除・リセットには、以下の注意点があります。

• 単語1つを削除できない
• ユーザー辞書はリセットされない
• 日本語の予測変換はオフにできない
• キーボード辞書が工場出荷時の初期状態に戻る

では、順にみていきましょう。

単語1つを削除できない

予測変換の単語1つだけを個別に削除することはできません。しかし、「simeji」というアプリを使用すれば個別削除が可能になります。

個別削除は2ステップで行うことができます。

1.予測変換候補から、不要なものを長押しする
2.候補の下に出てくる3つの項目から「学習辞書削除」をタップして完了

一括で削除するのではなく、特定の単語のみを削除したい場合はsimejiを積極的に使用しましょう。

ユーザー辞書はリセットされない

予測変換をリセットして初期化されるのは、変換学習によって変換候補として予測表示されるようになった単語に限られます。ユーザー自身が登録した「ユーザー辞書」はリセットされませんので注意してください。

また、リセット後にも変換学習による変換候補が表示されてしまう場合があります。その場合には、ユーザ辞書に登録した単語が関係しているかもしれません。変換学習がリセットでできていない場合には、ユーザ辞書の設定を確認してみましょう。

日本語の予測変換はオフにできない

iPhoneの一括削除かsimejiの個別削除しか方法がないのが現状で、日本語キーボードの予測変換をオフにすることはできません。

しかし、英語キーボードの予測変換をオフにすることは可能です。

方法1

①英語のキーボードにして、地球マークを長押しする

②「キーボード設定…」をタップする

③英語の欄にある「予測」のスイッチをオフにして完了

方法2

①設定の「一般」をタップする

②「キーボード」をタップする

③英語の欄にある「予測」のスイッチをオフにして完了

キーボード辞書が工場出荷時の初期状態に戻る

予測変換を削除・リセットすると、キーボード辞書が工場出荷時の初期状態に戻ってしまいます。残しておきたい単語がある場合などには注意する必要があります。

よく使う単語は「ユーザ辞書」機能を使用しよう

よく利用する単語があれば、ユーザ辞書を設定すると便利です。ユーザ辞書とは「お世話になっております。～」などの定型文や住所、固有名詞などをユーザ辞書に登録しておけば、手間なく入力することが可能です。

ユーザ辞書の設定方法は以下の通りです。

①設定の「一般」をタップする

②「キーボード」をタップする

③「ユーザ辞書」をタップする

④画面右上の「＋」をタップする

⑤登録する「単語」と「読み」をそれぞれ入力し、「保存」をタップ

予測変換のリセットを行えば不具合を改善できることも

予測変換学習のリセットを行うと、文字入力関係の不具合を改善できる可能性があります。末尾に空白が入ってしまったり、文字入力ができなくなったり、キーボードの反応が重たくなったりなど、文字入力関係で不具合が生じている場合、キーボードの予測変換をリセットしてみましょう。

予測変換のリセットをうまく活用しよう！

iPhoneの予測変換を削除することはできましたでしょうか？

「削除したいけど、特定の単語は残しておきたい…」という方はsimejiアプリやユーザ辞書を活用しましょう。

 

 

 
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