ポイントを押さえれば大丈夫!白ロムのスマホの選び方を徹底解説
2020-7-19
スマホの機能はハイスペック化し、それと同時に値段も下がってきています。スマホがインフラとして機能していることから、さまざまなメーカーからさまざまなモデルが登場しているのも魅力です。
しかしそのような状況でも、以前として中古スマホの需要はあります。上手に中古スマホを選べば、新品を購入するよりもお得にスマホを入手して使えます。
今回は中古でお得にスマホを購入したい方向けに白ロムと赤ロムとは何か、そして白ロムのメリットやデメリット、選び方などをご紹介していきます。
目次
白ロムと赤ロムとは
白ロムとは、「SIMを抜かれた安全に使える中古スマホ」を一般的に指します。中古専門の携帯ショップやリユースショップ、ネットショッピングサイトなどで購入可能です。
一方「SIMを抜かれても、安全に使えない危険なスマホ」を、「赤ロム」と呼びます。白が人間を安心させる色なのに対して、赤は注意喚起などにも使われる色なので、想像はしやすいでしょう。
赤ロムに該当するのは、
- 盗難して、売却されたモデルだった
- 前の持ち主がスマホの支払いを長期間渋り、滞納した
- 紛失と偽り前の持ち主が売却したモデルであり、その後持ち主が新しいスマホを購入した
などの場合です。
こういったモデルは、携帯電話会社からネットワーク制限を掛けられます。ネットワーク制限を掛けられると、携帯電話会社から電波を受け取ることができず外でまったく使えません。回避する方法もありますが、購入しないように気を付けるのが無難です。
白ロムを購入するメリット
白ロムを購入すると、次のようなメリットがあります。
- 安くスマホを入手可能である
- 現在入手できないレアなスマホも、入手できる
- 手軽に購入できるので、サブ機としてもちょうどよい
安くスマホを入手可能である
白ロムは、発売当初の値段よりずっと低い値段で購入可能です。たとえば、
- auのiPhone7:17,800円
- ASUSのZenFone3:9,980円
- ソフトバンクの iPhone8が16,800円
など、格安で多数のモデルが販売されています。
※値段は2020年7月時点、中古スマホ販売店「イオシス」を参考に記載
特にiPhoneの場合はサポート期間がAndroidよりも長めなため、多少古いモデルでも購入しやすいのがメリットです。逆にAndroidの場合はもともと安いモデルが多いこともあり、場合によっては数千円程度でスマホで入手できる可能性もあります。
現在入手できないレアなスマホも、入手できる
白ロムだと、現在入手できないようなレアなスマホも入手可能です。
たとえば
- freetel Priori5
- BlackBerry Leap
などのすでに発売が中止されている機種も、白ロムとして購入できます。
「入手困難な、レアなスマホを使ってみたい」という方は、白ロムを探してみると掘り出し物が見つかるかもしれません。
手軽に購入できるので、サブ機としてもちょうどよい
白ロムは手軽に購入できるので、サブ機としてちょうどよいです。
- 自宅で動画プレーヤーとして、スマホをもう一台持っておきたい
- Androidのroot化を試すのは今の機種だと怖いので、中古スマホを買ってそっちで行いたい
といった希望も、白ロムならば簡単にかなえられます。
白ロムを購入するデメリット
白ロムには、次のようなデメリットもあります。
- バッテリー持ちが悪い可能性が高い
- 余りにも古い機種は、OSのアップデートが受けられない
- 後で赤ロムになってしまう危険性がある
バッテリー持ちが悪い可能性が高い
白ロムはすでに誰かが利用されていますが、消耗度は違いますが確実にバッテリーが劣化しています。本来は4時間ほど充電できるのに、2時間ほどしか充電できないパターンもあるわけです。
現在のスマホは、薄型になった分バッテリーを取り出して交換できない仕様が主流になっています。ですからバッテリー消耗度が余りにもひどい機種でも、バッテリー交換ができません(できるものもありますが、相当古いモデルだと思われます。対応のバッテリーを探す手間も掛かるでしょう)。外出時にすぐに電池がなくなり、使い物にならない場合があるので注意が必要です。
消耗の激しい白ロムをどうしても外で使いたい場合は、モバイルバッテリーを持ち運んでおくと安心です。
余りにも古い機種は、OSのアップデートが受けられない
白ロムの中には、OSが余りにも古くすでにサポートが打ち切られているモデルもあります。iPhoneの場合はApple側が長期間OSアップデートを提供してくれているので長時間使いやすいのですが、メーカーごとに仕様が異なる「Android」の場合、OSのアップデートができない機種が多数白ロムとして出回っています。
セキュリティ上危険なので、あまりにもOSが古い機種を白ロムで購入するのはおすすめできません。Androidの場合、セキュリティパッチの配布が終了している「Android6.0」以前のスマホは積極的にインターネットにつながないようにしましょう。
後で赤ロムになってしまう危険性がある
購入当初に白ロムとして購入したスマホが、ある日突然赤ロムになってしまう危険性があります。それなりにお金を掛けて購入したのに、携帯回線が使えなくなったらがっかりです。
また赤ロムになってしまったモデルを、そのまま持ち続けるのもよくありません。保証がない状態で、白ロムを購入するのは避けましょう。
白ロムを選ぶときのポイント
白ロムを選ぶときは、次のポイントも踏まえましょう。
- スマホの状態をよく確認する
- スペックも確認しておく
- SIMロックが解除されているかどうか調べる
- IMEI番号を確認して、支払い状況などを調べる
- 店舗が保証を行ってくれるか確認する
スマホの状態をよく確認する
白ロムを購入する際は、スマホの状態をよく確認しましょう。
店舗で白ロムを購入する場合は、じっくり実物を眺めて大丈夫か確かめられます。またネットショッピングで購入する際も、写真などで状態をある程度判断できるでしょう。
初心者でも、状態ランクを確認すれば安心して白ロムを選べます。状態ランクとは店舗側で付けた商品の消耗具合のことで、中古パソコンなどにも付いています。
ランクとしては一般的に、
- A:傷も少なく、状態がすごくよい
- B:多少傷があるが、内部には特に問題なし
- C:傷が目立つ
といったようになっています。
ランク分けは店舗ごとに異なる場合がありますが、なるべく上のランクを選んでおくとしばらくの間スマホを故障させずに使える可能性が高まります。最低でも、Bランク以上のスマホを選んでおきたいところです。
スペックも確認しておく
白ロムのスペックも、よく確認しておく必要があります。
特にCPUとメモリ(RAM)は交換不可能でデータ処理の基盤となる部分なので、よく確認しておきましょう。記憶容量(ROM)については、クラウドストレージサービスの活用やSDカードの利用などでカバーできます。
- CPU:デュアルコア
- RAM:1GB
程度の機種だと、アプリもまともに起動できない可能性があります。
- CPU:クアッドコア
- RAM:2GB
以上のスペックのモデルを購入したほうが、安心できます。CPUについては、「オクタコア」でもよいかもしれません。
SIMロックが解除されているかどうか調べる
SIMロックについても、よく確認しておく必要があります。
SIMロックとは「携帯電話会社が、自社で販売しているモデルを他社で使えないように制限を掛けておく」ことです。政府の移行などにより、スマホをどの会社ででも使えるようSIMロックは解除の方向で進んでいます。
ただし、白ロムだとSIMロックが解除されていない場合があります。そのため各会社の手順に応じて、SIMロックを解除する必要性も出てくるでしょう。
- SIMロックしている会社と、白ロムを使おうと思っている会社がいっしょ
- 最初からSIMフリーのスマホで、ロックが掛かっていない
という場合は、そんなに気にしなくてよい部分です。
IMEI番号を確認して、支払い状況などを調べる
「IMEI( International Mobile Equipment Identifier)」を確認しておくと、赤ロムをつかんでしまう危険性を大きく減らせます。
IMEIとは「製造番号時に携帯電話に付いている固有の番号」で、一つも同じものはありません。また製造時に固定されているので、変更されることもありません。
各携帯電話会社は、IMEIを使ってスマホの紐づけを行っています。IMEIをインターネット上で検索して状態を確認することが、赤ロムを回避する有効な手段です。
IMEIによって、
- ◯:基本的に安全
- △:現在支払い継続中。完済されると〇に変わる
- ×:赤ロム、ネットワーク制限中
と現在の中古スマホのステータスが表示されています。
たとえ中古販売店で売却された当初は白ロムでも、△だと×に変わるかもしれません。そのため自分で直接IMEI経由でステータスを確認し、できれば〇になっているスマホを購入したいところです。
IMEIが分からない場合は、購入しないようにしてください。
店舗が保証を行ってくれるか確認する
万が一白ロムが赤ロムになってしまったときも考えて、保証が用意されている店舗が多いです。白ロムを購入する際は、保証が充実している店舗を選びましょう。
たとえばイオシスの場合、
- 未使用品:6か月保証
- Aランク / Bランク / Cランク:3か月保証
となっています。
受けられる保証は、
- 初期不良・動作不良に関しては交換、返金
- 赤ロムになってしまった場合は、保証期間にかかわらず交換または全額返金
です。
同レベルの保証を設けている店舗やネットショップから白ロムを購入したほうが、後々まで安心できます。
まとめ
今回は白ロムと赤ロムとは何か、そして白ロムのメリットやデメリット、選び方などをご紹介してきました。
上手に白ロムを選べば、端末購入代金を節約する、あるいは格安でサブ機を持つことが可能です。ただし赤ロムをつかまないよう注意を払い、保証などが充実している店舗で購入するよう心掛けるのがポイントです。
ぜひ白ロムを購入して、充実したスマホライフを楽しみましょう。
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